先端医療研究センター(オープン)

平成17年度 第4回プロジェクト推進委員会 議事録

 

日 時:平成17711日(月) 午後6時〜625

場 所:記念館10階 同窓会室

 

出席者

中村眞一、増田友之、板井一好、熊谷章子(法医代理)、滝川康裕、佐藤 衛、吉田研二、久保慶高、大塚(耳鼻科代理)、近田龍一郎、菅井有、金子能人、幅野渉、鈴木啓二朗、吉田課長、澤田

欠席者

藤岡知昭、堀内三郎、久保田美子、高浪タカ子、吉野直人、平 英一、近藤ゆき子、前沢千早、中屋敷徳、中村元行、柏葉匡寛、小笠原邦昭、別府高明、泉本浩史、利部正裕、石島健、高橋和宏、中賢司、友信、石田陽治、小宅達郎、佐藤譲、小浜恵子、永田有希、黒瀬奈緒子

 

議題: 

1.前回議事録の確認など(増田教授)

 8月の推進委員会は休会。次回の委員会は9月となった。

 

2.今回はプロジェクトUの推進委員から4月からの研究進捗状況の報告があった。

 

@     第二病理 増田教授

1. 肝線維症における外因性エストロゲンによる肝細胞分裂寿命延長に関する研究

2. 新規テロメア配列結合低分子化合物による悪性腫瘍の老化誘導療法の開発研究

     Publish 6, in press 3, revise 2, in preparation 2

進行中の研究

  1. インターフェロンの持つ抗線維化作用について、in vitroでプロテオソームの手法を用いて解析中。
  2. 1) EGF-EGFR-MAPK-hTERTの阻害効果によるシグナルのhTERTをめぐるシグナルのスイッチング現象について、リン酸化蛋白質の抗体48抗体を用いたpowerblotによる解析を行っている。

2) 消化器癌悪性腫瘍培養細胞株におけるEGFRの変異の解析を開始。変異の部位を確定させてから、Iressa以外の別のEGFR inhibitorによる効果を検討予定。

3) 骨肉腫培養細胞株におけるEGFRの変異の解析を開始。

 

A     脳外科 小笠原先生

論文(英文のみ)
掲載:10編(20051-3月:5編、2005年4月-:5編)、掲載予定:8編、
修正後再投稿中:2編、投稿中:4編、執筆中:7編
 
進行中の研究
1) 頸動脈内膜剥離術後過灌流のメカニズムの解明:free radicalshydroxyradicals)の測定を始めた。
         2) 悪性脳腫瘍の治療戦略における高磁場MRIの応用。
3) くも膜下出血患者の血液ならびに髄液中のアドレノメデュリン、ANPBNPADH、レニン、L-セレクチン、P-セレクチン、E-セレクチン、ICAM-1VCAM-1MCP-1、高感度CRPの測定。
         4) くも膜下出血モデル血管の免疫組織学的な検討。

 

B     第二内科 佐藤先生

Publish 1, in press 2, revise 1, in preparation 2

AMI患者のマクロファージにおけるhp70Toll-receptorenodogenous ligandの関連を研究中。抗体阻害によるサイトカイン発現への影響を検討。

 

C     ORC 鈴木

5-nucleotidase(5-NT)の発現がAra-Cの耐性に与える影響をin vitroで検討するために、5-NTStable cell lineを作成中。

 

D 泌尿器科 近田先生