先端医療研究センター(オープン)
平成17年度 第6回プロジェクト推進委員会 議事録
日 時:平成17年10月17日(月) 午後6時〜7時
場 所:記念館10階 同窓会室
出席者
中村眞一、増田友之、久保田美子、高浪タカ子、吉野直人、前沢千早、板井一好、中屋敷徳、滝川康裕、小笠原邦昭、別府高明、吉田研二、利部正裕、石島 健、高橋和宏、近田龍一郎、小原 航、工藤大輔、中居賢司、菅井 有、佐藤 譲、金子能人、幅野 渉、鈴木啓二朗、永田有希、吉田、澤田
欠席者
藤岡知昭、堀内三郎、平 英一、近藤ゆき子、中村元行、佐藤 衛、柏葉匡寛、久保慶高、片岡 剛、友安 信、石田陽治、小宅達郎、小浜恵子、黒瀬奈緒子
議題:
1. ORC薬学部研究センター開設特集開催の報告(10月18日)
2. 前回議事録の確認
(ア) 進捗状況は委員会終了後ORC鈴木までE-mailで。
3. 平成17年度追加配分予算について
(ア) 第二病理増田教授より原案が提出された(詳細は別紙参照)。
@ 均等配分予算分 基本配分45万円+加算金(ハイテクに参加していない講座5万円+プロジェクト推進委員の人数*5万円)
A 貢献度加算係数 推進委員会への出席が1/3以上および成果報告・研究計画書の提出が完了しているグループの係数は1.5、それ以外は1.3を乗じる
B 申請によって加算する枠 200万円*3研究
C 各研究グループの追加予算は1に2の係数を乗じた額を直ちに支給する。3は申請を募った後、12月頃コンペ形式で研究グループを決定して追加支給する。
(イ) 審議の結果、原案の通り了承された。
4. プロジェクト進捗状況の報告(今回はプロジェクトIIの委員から発表があった)
(ア) 第二病理(前沢)
@ 2編投稿予定となっている。
A マスピン遺伝子をマスピン陰性Cell lineに導入し、関連遺伝子の発現を検討している。
(イ) 脳外科
@ 論文(英文のみ)掲載:5編、掲載予定:4編、修正後再投稿中:2編、投稿中:6編
A 進行中の研究
1. 頸動脈内膜剥離術後過灌流のメカニズムの解明:free radicals(hydroxyradicals)の測定を始めた。
2. 悪性脳腫瘍の治療戦略における高磁場MRIの応用。
3. くも膜下出血患者の血液ならびに髄液中のアドレノメデュリン、ANP、BNP、ADH、レニン、L-セレクチン、P-セレクチン、E-セレクチン、ICAM-1、VCAM-1、MCP-1、高感度CRPの測定。
4. くも膜下出血モデル血管の免疫組織学的な検討。
(ウ) 第二内科 欠席
(エ) ORC(鈴木)
@ 5’-nucleotidase(5’-NT)の発現がAra-Cの耐性に与える影響をin vitroで検討するために、5’-NTのStable cell lineを作成中。
A Ara-C耐性細胞の作成中
(オ) 泌尿器科
@ 腎細胞癌における活性型ビタミンDの抗腫瘍効果を検討中 投稿中1編 準備中2編
A 転移性腎癌における宿主の免疫環境についての検討
B レニン結合蛋白と酵素活性の抑制についての検討
(カ) 公衆衛生
@ 骨粗鬆症における微量元素の検討
1. 治療により患者血中Fの低下を見出した。
2. 問題として脱落者が多い。今後40-60歳のコントロールデータの集積を行う。
(キ) 産婦人科
@ 切迫早産とサイトカインの関連の検討
A 切迫早産とhp70との関連の検討を行っている
(ク) 細菌学
@ 受理された論文2編、投稿中2編
A 進捗状況
1. リンゴポリフェノールによるコレラトキシンの弱毒化と粘膜アジュバント効果の維持
2. リコンビナントワクシニアウイルスベクターによる粘膜ワクチンの開発
(ケ) 皮膚科
@ 抗酸化作用、紫外線照射による皮膚老化について
1. UVフィルターの開発
2. マウス用照射装置の開発
3. モルモットではUV-Bによる皮膚老化は今のところみられていない
5. 研究報告 生化学 高浪先生
XRCC1蛋白の細胞局在と関連蛋白質の検討について